【来週の監視銘柄】2023年8月第4週8月28日~9月1日 ~反発の日経か、国内株式売買手数料無料化~

今週のまとめ
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市況概観

名前 始値 高値 安値 終値 前週末比(%) 売買高
日経平均 31915.68 32845.46 31881.93 32710.62 1086.34(3.44%) 560375
TOPIX 2284.88 2353.87 2283.8 2349.75 83.35(3.68%) 560375
マザーズ 749.12 768.49 747.01 758.61 13.57(1.82%) 452374100
日経VI 18.46 18.61 16.55 16.86 -2.02(-10.7%)
NYダウ 34441.64 35070.21 34441.64 34837.71 490.81(1.43%) 1671533647
NASDAQ 13695.36 14149.62 13626.64 14031.82 441.17(3.25%) 4324234255
S&P500 4426.03 4541.25 4414.98 4515.77 110.06(2.5%)
香港ハンセン 18519.08 18742.14 18113.23 18382.06 425.68(2.37%)
上海総合 3219.043 3219.043 3089.12 3133.247 69.17(2.26%)
国債先物 11857.85 11857.85 11857.85 11857.85 28.22(0.24%)

今週の日経平均は前週末比+1086.34円の32710.62円で取引を終えています。

NI225

2023年8月28日(月):東京株式市場は大幅に反発しました。ジャクソンホール会合でパウエルFRB議長が政策金利を高水準に維持する考えを示し、日米の金融政策の方向性の違いが意識されました。輸出関連株やグロース株に買いが入りました。債券相場は下落し、長期金利は0.66%に上昇しました。ドル・円相場は146円台前半で底堅く推移しました。

2023年8月29日(火):東京株式市場は続伸しました。週明けから中国株が反発基調を保ち、投資家心理が改善しました。中国経済の影響を受けやすい機械、鉄鋼や非鉄金属といった素材株に買いが入りました。債券相場は上昇し、長期金利は0.66%から0.62%に低下しました。ドル・円相場は146円台半ばで方向感を欠きました。

2023年8月30日(水):東京株式市場は3日続伸しました。上げ幅を縮小するも3日続伸、25日移動平均線を回復しました。中国の外貨預金準備率引き下げを受け、人民元高の圧力でドル売りが波及する場面が見られました。金融株を中心に買いが広がりました。債券相場は上昇し、長期金利は0.62%から0.60%に低下しました。ドル・円相場は145円台半ばで推移しました。

2023年8月31日(木):東京株式市場は小幅ながら4日続伸しました。米国で雇用統計の発表を控える中、売買代金は減少しました。個別銘柄では、ソニーが新型プレイステーションの発売日を発表したことで買われました。債券相場は上昇し、長期金利は0.60%から0.58%に低下しました。ドル・円相場は145円台後半で小動きとなりました。

2023年9月1日(金):東京株式市場は続伸し、TOPIXがバブル崩壊後の高値を更新しました。月が変わり新規資金が流入しているとの指摘がありました。日本株への代替投資の可能性も意識されました。医薬品以外の32業種が値上がりしました。債券相場は上昇し、長期金利は0.58%から0.54%に低下しました。ドル・円相場は145円台半ばで方向感を欠きました。

今週の上昇率ランキング

順位 銘柄名<コード> 現在値(円) 前週末比(%) 前週末比(円) 出来高(株)
1 アクアライン<6173> 1,174 +84.88% +539 2,635,000株
2 かんなん丸<7585> 680 +83.78% +310 3,609,500株
3 ビート・ホールディングス・リミテッド<9399> 5 +66.67% +2 13,860,872株
4 セイファート<9213> 1,652 +55.12% +587 2,639,700株
5 海帆<3133> 569 +43.32% +172 64,782,100株
6 カワセコンピュータサプライ<7851> 280 +36.59% +75 7,012,300株
7 アーキテクツ・スタジオ・ジャパン<6085> 728 +32.12% +177 305,600株
8 大和重工<5610> 1,450 +31.94% +351 4,205,500株
9 テーオーホールディングス<9812> 298 +31.28% +71 5,398,200株
10 エコモット<3987> 645 +26.97% +137 3,878,300株

今週のまとめ

ヨシムラ・フード・ホールディングス<2884>

ヨシムラ・フード・ホールディングス<2884>
市場・商品区分プライム(内国株式)
33業種区分食料品17業種区分食品
始値1023円終値1257円
高値1338円安値973円
前週末比+213円(+20.40%)売買高2773500株
会社概要

食品・製造販売の持ち株会社。中小食品をM&A。国分グループと資本業務提携。

配当0円PER39.65
配当利回り0%PBR4
配当性向0EPS31.7
時価総額30012百万円貸借倍率0.37
29日、ホタテ加工を手掛けるワイエスフーズの発行済み株式70%を取得し、子会社化すると発表。これを受けて今週は前週末比+20.40%の円で取引を終了しています。株価チャートを見ると、発表前日の8月28日には985円で終値をつけた後、発表当日の8月29日には1,300円まで急騰し、年初来高値を更新しました。この日の出来高は約398万株で、平均出来高の約5倍に達しました。発表後も高値圏で推移しており、9月1日には1,338円まで上昇しています。チャート分析では、25日移動平均線と75日移動平均線がゴールデンクロスを形成しており、中長期的な上昇トレンドが継続していることが示唆されます。また、ボリンジャーバンドでは、上限に接近していることから、強気の勢いが強いことがわかります。ただし、RSIやMACDなどのオシレーター指標では、過熱気味であることを示唆するサインも見られます。したがって、一時的な調整や利益確定売りに注意する必要があります。以上のことから、ヨシムラ・フード・ホールディングス<2884>は、ワイエスフーズの子会社化により業績拡大の可能性を高めたことで市場から好感されており、上昇トレンドが続く見込みですが、過熱感や抵抗帯による反落リスクも考慮する必要があります。

アクアライン<6173>

アクアライン<6173>
市場・商品区分グロース(内国株式)
33業種区分サービス業17業種区分情報通信・サービスその他
始値735円終値1174円
高値1583円安値735円
前週末比+539円(+84.88%)売買高142400株
会社概要

水回り緊急トラブルに対応する「水道屋本舗」を全国展開。ミネラルウオーター事業も。

配当0円PER33.93
配当利回り0%PBR75.16
配当性向0EPS34.6
時価総額3095百万円貸借倍率0
8月30日、東証が制限値幅の上限を600円に拡大している。これを受けて今週は前週末比+84.88%の1174円で取引を終了しています。株価チャートを見ると、長期的には上昇トレンドにありますが、短期的には高値圏で推移しています。MACDは正の領域にありますが、シグナルラインとの乖離が縮小しており、上昇勢力が弱まっていることを示唆しています。RSIは70%を超えており、オーバーバウトの状態です。これらの指標から判断すると、アクアライン<6173>は短期的には調整局面に入る可能性が高いと言えます。以上の分析から、アクアライン<6173>は制限値幅の上限拡大によって株価変動の幅が広がる可能性がありますが、現在は高値圏で上昇勢力が弱まっているため、短期的な下落リスクも考慮しなければなりません。長期的な投資判断をする場合は、業績や財務などの基本的な要因も重視する必要があります。

サカイ引越センター<9039>

サカイ引越センター<9039>
市場・商品区分プライム(内国株式)
33業種区分陸運業17業種区分運輸・物流
始値4720円終値5320円
高値5500円安値4690円
前週末比+590円(+12.47%)売買高871200株
会社概要

引っ越し。関西地盤から全国展開。効率経営。関連雑貨、リサイクル店も。

配当105円PER12.15
配当利回り1.97%PBR1.31
配当性向23.98EPS437.86
時価総額112581百万円貸借倍率0.01
28日、株式売り出しを中止すると発表。これを受けて今週は前週末比+12.47%の5320円で取引を終了しています。株価チャートを見ると、8月上旬に5,380円まで上昇した後、一時的に調整局面に入りましたが、25日線や75日線をサポートラインとして反発しました。売り出し中止の発表を受けて、29日には一時5,500円まで買われましたが、その後は利益確定売りに押されてやや下げ渋りました。ボリンジャーバンドでは、上限に近い位置で推移しており、ボリンジャーバンド幅も拡大しています。これは、株価の上昇トレンドが継続していることを示していますが、同時に過熱感も高まっていることを意味しています。今後の株価展望としては、売り出し中止による需給改善や業績の堅調さなどが支援材料となりますが、一方で株価の急騰や高PERなどが調整圧力となります。したがって、株価はしばらくは上下に振れる展開が予想されますが、中長期的には上値を試す可能性もあります。サポートラインとしては、25日線や75日線、年初来安値などが注目されます。

True Data<4416>

True Data<4416>
市場・商品区分グロース(内国株式)
33業種区分情報・通信業17業種区分情報通信・サービスその他
始値467円終値509円
高値604円安値458円
前週末比+45円(+9.70%)売買高51800株
会社概要
 
配当0円PER40.07
配当利回り0%PBR2.47
配当性向0EPS12.7
時価総額2405百万円貸借倍率0
30日、小売業が新規出店を計画する際の売り上げを予測する新サービス「SalesSensor」の提供開始を発表。これを受けて今週は前週末比+9.70%の509円で取引を終了しています。株価チャートを見ると、True Data<4416>は8月30日に前日比12円(2.51%)高の490円で引けました。この日は、同社が「SalesSensor」の提供開始を発表した日であり、株価は反応して上昇しました。しかし、その後は利益確定売りなどに押されて下落し、8月31日には前日比12円(2.45%)安の478円で引けました4。このように、株価は短期的には変動が激しいですが、中長期的には「SalesSensor」の販売実績や受注状況などが株価を支える要因となると予想されます。以上のことから、「SalesSensor」の提供開始はTrue Data<4416>の株価にプラスの影響を与える可能性が高いと言えます。

明日の監視銘柄

  • ポエック<9264>
  • セイファート<9213>
  • カワセコンピュータサプライ<7851>
  • ファーストブラザーズ<3454>
  • 相模ゴム工業<5194>

単純に上がっていたところを。。。

最後に

前週の投資主体別売買動向が発表されていましたが、8月3週に引き続き海外投資家が売り越していましたね。

個人も珍しく売り越していたのでしっかり下げていたのも頷けます。

今週は結構買われていた印象だったので海外が買っていそうな気もしますがどうなんですかね。

NISA制度改革で来年は買われそうですし今年は買われると思っているのですがどうなんですかね。

ただ、来年になって積みあがっていた期待感が後退し利確で一気に売られていく展開も見えます。

今年のどのタイミングである程度の利益を確定させるか難しいところですね。

新NISAを使える人が全員満額で使ってくれるなら海外投資家とか無視しても問題ないんですけどね。。。

それで来週も頑張っていきましょう!では!

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