はじめに
東証株価指数とはその名の通り東京証券取引所を対象とした株価指数のことです。TOPIXはTokyo Stock Price Indexの略となっています。算出の開始は1969年7月1日からで、東京証券取引所第一部上場全銘柄がその対象となっており、各銘柄の浮動株数に基づく時価総額を合計して算出されます。日経平均株価と同様に、日本株のベンチマークとなっています。
日経平均株価の説明はこちらからどうぞ。
日経平均株価(Nikkei 225)とは?
日経平均株価との相関
「日経平均株価」÷「TOPIX」=「NT倍率」
日経平均株価をTOPIXで割った数値は「NT倍率」と呼ばれています。NT倍率は概ね9 – 13程度で推移しています。TOPIXは日経平均株価に比べて時価総額の大きい大企業などの影響を受けやすくなっています。また、大手銀行株の構成比に偏りが大きいといった特徴も持っています。したがって、「NT倍率」が大きく揺れ動く際は、特定の銘柄に集中していることが分かります。
TOPIXの変遷
下図はこれまでのTOPIXの推移を表しています。
まずは日本がバブル経済を迎えた1990年頃に注目してみましょう。1989年にはTOPIXは過去最高の2884.80を記録しています。バブル崩壊後のTOPIXは景気後退とともに下落していきました。
しかし、リーマンショックを迎える2008年までは景気が徐々に回復していたことからTOPIXも上昇していきました。その後、リーマンショックが起こり不況に陥り、さらに2011年の東日本大震災の2012年にはTOPIXは695.51となりました。
以降2019年まではアベノミクスのおかげか株価は上昇傾向でTOPIXも上昇しています。
しかし、2020年のコロナショックでは1199.25となっており上昇トレンドの継続が危ぶまれている。
TOPIX連動するETF一覧
TOPIXに連動するETFとしては以下のものが挙げられます。私は上の3つは取引したことはありますが、下の3つは面識がないのでよくわかりません。
- ダイワ上場投信-トピックス<1305>
- TOPIX連動型上場投信<1306>
- 上場インデックスファンドTOPIX<1308>
- MAXIS トピックス上場投信<1348>
- DIAM ETF トピックス<1473>
- iシェアーズ TOPIX ETF<1475>
そもそもETFあんまりやらないですし、指数でやるなら日経のETFのほうが個人的には好きですね。
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