【来週の監視銘柄】2023年8月第2週8月7日~8月10日 ~決算と物価高~

今週のまとめ

市況概観

名前 始値 高値 安値 終値 前週末比(%) 売買高
日経平均 31921.28 32539.88 31830.23 32473.65 280.9(0.87%) 635919
TOPIX 2262.62 2304.79 2260.69 2303.51 28.88(1.27%) 635919
マザーズ 758.31 770.98 752.39 759.51 -4.78(-0.63%) 362714500
日経VI 21.4 21.7 19.2 19.23 -1.63(-7.81%)
NYダウ 35125.6 35578.58 35007.41 35281.4 215.78(0.62%) 1548370581
NASDAQ 13972.45 13997.15 13609.98 13644.85 -264.39(-1.9%) 4883406816
S&P500 4491.58 4527.37 4443.98 4464.05 -13.98(-0.31%)
香港ハンセン 19474.66 19581.82 19030.39 19075.19 -464.27(-2.38%)
上海総合 3276.776 3276.776 3189.25 3189.248 -98.84(-3.01%)
国債先物 11850.59 11850.59 11850.59 11850.59 47.58(0.4%)

今週の日経平均は前週末比+280.9円の32473.65円で取引を終えています。

NI225

2023年8月7日(月):東京株式市場で日経平均株価は反発し、前週末比61.81円高の3万2254.56円で取引を終えた。米国の雇用統計が市場予想を上回り、景気回復への期待が高まったことが支援材料となった。一方、新型コロナウイルスの感染拡大や中国の規制強化などの懸念も残り、上値は重かった。業種別では「非鉄金属」「鉄鋼」「ガラス・土石製品」などが上昇し、「情報・通信」「サービス」「医薬品」などが下落した。

2023年8月8日(火):東京株式市場で日経平均株価は3日続伸し、前日比122.73円高の3万2377.29円で取引を終えた。米国のインフレ懸念が和らぎ、ドル高・円安が進んだことが追い風となった。また、インバウンド(訪日外国人客)関連や海運株などに買いが集まった。一方、中国株の続落や半導体関連の不安定さなどが重荷となり、伸び悩んだ。業種別では「海運」「食料品」「電気・ガス」などが上昇し、「保険」「精密」「鉱業」などが下落した。

2023年8月9日(水):東京株式市場で日経平均株価は反落し、前日比135.66円安の3万2241.63円で取引を終えた。米国の半導体株安や中国の規制強化による景気減速懸念などが嫌気され、幅広い銘柄に売りが広がった。一方、インバウンド関連や自動車関連などには押し目買いが入り、下げ幅を縮小した。業種別では「ゴム製品」「自動車・自動車部品」「陸運」などが上昇し、「情報・通信」「サービス」「医薬品」などが下落した。

2023年8月10日(木):東京株式市場で日経平均株価は反発し、前日比269.32円高の3万2473.65円で取引を終えた。外国為替市場で約1カ月ぶりに1ドル=144円台まで円安・ドル高が進行するなか、自動車関連やインバウンド関連に買いが集まった。また、ダイキン工業やソフトバンクグループなど決算発表を控えた銘柄にも買いが入った。一方、ソニーGは4-6月期決算を受けて大幅安となった。業種別では「電気機器」「自動車・自動車部品」「非鉄金属」などが上昇し、「情報・通信」「サービス」「医薬品」などが下落した。

今週の上昇率ランキング

順位 銘柄名<コード> 現在値(円) 前週末比(%) 前週末比(円) 出来高(株)
1 内海造船<7018> 6,680 +72.16% +2,800 5,765,400株
2 ロックペイント<4621> 1,413 +69.42% +579 562,700株
3 焼津水産化学工業<2812> 1,215 +44.30% +373 3,415,200株
4 アテクト<4241> 799 +42.93% +240 2,695,400株
5 ジェイ・エスコムホールディングス<3779> 164 +42.61% +49 33,104,300株
6 エージェント・インシュアランス・グループ<5836> 1,210 +37.50% +330 32,700株
7 クルーズ<2138> 1,160 +35.83% +306 8,458,500株
8 日本山村硝子<5210> 1,618 +35.74% +426 2,157,400株
9 名村造船所<7014> 857 +32.87% +212 22,320,500株
10 尾家産業<7481> 1,704 +29.78% +391 379,200株

今週のまとめ

アテクト<4241>

アテクト<4241>
市場・商品区分スタンダード(内国株式)
33業種区分化学17業種区分素材・化学
始値659円終値799円
高値799円安値643円
前週末比+240円(+42.93%)売買高2695400株
会社概要

半導体関連資材大手。保護資材で世界トップ。シャーレなど衛生検査器材も。

配当10円PER35.35
配当利回り1.25%PBR1.75
配当性向44.25EPS22.6
時価総額3545百万円貸借倍率0
前週末4日、24年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算について、経常利益は前年同期比71.1%増の1億200万円、売上高は同14.8%増の8億6400万円となったと発表。これを受けて今週は前週末比+42.93%の円で取引を終了しています。株価チャートを見ると、アテクト<4241>は4日に決算発表後に急騰し、年初来高値を更新しました。しかし、その後は利益確定売りに押されて下落しました。現在は50日移動平均線を下回っており、短期的な下げトレンドに入っている可能性があります。一方で、株価は100日移動平均線や200日移動平均線を上回っており、中長期的な上昇トレンドは継続していると言えます。また、RSI(相対力指数)は30%を下回っており、過度に売られすぎているというサインです。

アステラス製薬<4503>

アステラス製薬<4503>
市場・商品区分プライム(内国株式)
33業種区分医薬品17業種区分医薬品
始値2107.5円終値2247.5円
高値2247.5円安値2086.5円
前週末比+256.5円(+12.88%)売買高43155000株
会社概要

医薬品、新薬。泌尿器、移植分野。抗がん剤。

配当70円PER19.74
配当利回り3.11%PBR2.67
配当性向61.48EPS113.86
時価総額4067217百万円貸借倍率1.02
7日、地図状萎縮(GA)を伴う加齢黄斑変性(AMD)の治療薬として開発中の「アイザーヴェイ」について、米食品医薬品局(FDA)から承認を取得したと発表。これを受けて今週は前週末比+12.88%の2247.5円で取引を終了しています。この薬は、目の中心部の視力が低下する難病であるGAを伴うAMDの治療に用いられます。現在、この病気には有効な治療法がなく、患者のニーズは高いです。アイザーヴェイは、臨床試験でGAの進行速度を抑制することが示されたほか、安全性や忍容性も良好でした。アステラス製薬は、今後2〜4週間以内に米国でアイザーヴェイを発売する予定であり、年間売上高10億ドルを超えるブロックバスターになる可能性があります。株価チャートの分析ですが、アステラス製薬は、7日の終値が前日比18円高の2178円でした。この日は、ニュース発表後に一時2220円まで上昇しましたが、その後は利益確定売りなどに押されて下げ渋りました。しかし、株価は25日移動平均線や75日移動平均線を上回っており、上昇トレンドは intact です。また、出来高も増加しており、買い意欲が高まっていることが示唆されます。株価は6月末から7月初めにかけてつけた年初来高値2360.5円を目指す展開となる可能性があります。以上のことから、アステラス製薬は、「アイザーヴェイ」の承認取得によって業績の上振れが期待されるほか、株価も上昇トレンドを維持しており、今後も高値更新を目指す可能性が高いと言えます。

三越伊勢丹ホールディングス<3099>

三越伊勢丹ホールディングス<3099>
市場・商品区分プライム(内国株式)
33業種区分小売業17業種区分小売
始値1558円終値1779円
高値1790円安値1533.5円
前週末比+221円(+14.18%)売買高17202100株
会社概要

百貨店。三越と伊勢丹が統合。

配当16円PER22.66
配当利回り0.9%PBR1.24
配当性向20.38EPS78.51
時価総額706222百万円貸借倍率0.33
9日、中国の旅行会社が日本向け団体旅行の解禁に向けて準備を進めていると報道。これを受けて今週は前週末比+14.18%の1779円で取引を終了しています。株価チャートを見ると、9日に[このニュース]が報じられた後、同社の株価は急騰しました。前日比79円(4.65%)高の1779円で引けました。この日の出来高は約640万株で、平均出来高の約2倍に達しました。これは市場参加者が同社に対する期待感を高めていることを示しています。しかし、株価は10日に一転して下落しました。前日比21.5円(1.21%)安の1757.5円で引けました。この日の出来高は約230万株で、平均出来高よりも減少しました。これは市場参加者が利益確定売りに動いたことや、中国人観光客の回復がいつから始まるか不透明なことなどが影響したと考えられます。今後の株価動向については、中国人観光客の実際の動向や、コロナ感染状況などが重要な要因となります。中国では10月1日から国慶節(建国記念日)を含む連休がありますが、この時期にどれだけ多くの中国人が日本を訪れるかが注目されます。

AIメカテック<6227>

AIメカテック<6227>
市場・商品区分スタンダード(内国株式)
33業種区分機械17業種区分機械
始値2150円終値2273円
高値2630円安値2055円
前週末比+173円(+8.24%)売買高2568200株
会社概要

半導体パッケージやFPDの製造装置。インクジェット技術・開発。

配当37円PER21.32
配当利回り1.63%PBR1.38
配当性向34.71EPS106.61
時価総額12796百万円貸借倍率0
8日、23年6月期決算は営業利益が前の期比9%減の6億6600万円、24年6月期は前期比2.1倍の14億1500万円となると発表。これを受けて今週は前週末比+8.24%の2273円で取引を終了しています。。この発表は市場から好評され、株価は急騰しました。しかし、その後の株価は、米国のインフレ率や利益確定売りなどの影響を受けて下落しました。AIメカテックは成長性の高い銘柄ですが、株価は市場環境や需給バランスなどに左右されやすいと言えます。今後の株価を予想するには、これらの要因を考慮する必要があります。また、サポートラインやレジスタンスラインなどの技術的な指標も参考にすると良いでしょう。

明日の監視銘柄

  • キョウデン<6881>
  • ワイエイシイホールディングス<6298>
  • サンウェルズ<9229>
  • JFLAホールディングス<3069>
  • 宮地エンジニアリンググループ<3431>

そこそこ動きのあったところを。。。

最後に

今週でかなり決算が出ましたね。

保有株に関してはほぼほぼ決算が発表されましたが大きな負けはなかったですね。

決算ギャンブルになってしまっている銘柄も少しはありましたがとりあえずはOKですかね。

想像よりも買っているセクターが増益していたので、またポートフォリオの調整が少し必要そうです。

個人の信用買いが溜まっている状況なので少し難しくなってきましたね。

チャート的には悪くない気がするので割とポジション増やしましたが現物がほぼほぼなのでとりあえずはこのままですかね。

日経がネックラインを割ったら考えますかね。

それで来週も頑張っていきましょう!では!

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