はじめに
2020年、日本を含む世界各国で生活様式の変化を余儀なくされました。また、経済市場、実体経済にも大きな影響を与え、その影響の大きさからコロナショックと呼ばれるまでになりました。
この原因となったのが2019年新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と呼ばれるSARS-CoV-2がヒトに感染することによって引き起こされる気道感染症です。
この感染症は2019年12月、中国湖北省武漢市で原因不明の肺炎が数多く確認されました。2020年2月頃までは全症例の99%が中国国内の報告でしたが、3月、4月になるにつれて世界へと拡散されていきました。
人生の中で、こんな教科書に載るような世界規模のパンデミックに遭遇するとは思ってもみませんでした。
ブログを初めて一番初めの大きなニュースだったのでいつか振り返るときのために記録しておこうと思います。
できる限り話し言葉で当時の感情を残しつつ書いていこうと思います。
新型コロナウイルス感染症とは
新型コロナウイルス感染症は多くの場合、無症状もしくは風様症状を伴う軽症で自然治癒するものです。
しかし、重症では急性呼吸窮迫症候群や敗血症、多臓器不全などを伴う場合があります。
日本では感染症法に基づき、指定感染症に指定され、新型インフルエンザ等対策特別措置法上も期限付きで新型インフルエンザ等とみなされ緊急事態宣言を発令できるように改正されました。
新型コロナウイルスの発見と緊急事態宣言
新型コロナウイルスは2019年12月に中国湖北省武漢市で発生が確認されました。12月31日には44人の肺炎についてWHOへと報告がなされました。
患者の多くが華南海鮮市場との関係があったことから動物からの感染が疑われ2020年1月1日、華南海鮮硫黄は閉鎖されています。
私が新型コロナウイルスに関してニュースを調べ始めたのはこの時からですね。(新型コロナウイルスと分かったのは同月7日)
この時、株式市場はお正月休みで、ブログを始めるための準備をしていました。このニュースを聞いたときはまた中国で新型のウイルスか。。。やっているな~ぐらいの気持ちでした。
しかし、休み明けの1月6日に調べてみるとやばそうなことが分かりました。
7日には中国の研究者らがこの感染症の原因を新型コロナウイルスであると報告し、12日にはウイルスの全遺伝子配列が公開され2019-nCoVと呼ばれました。
30日にはWHOが「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」であることを宣言し、2月11日、本病原体をCOVID-19と命名しています。
まだ半年前くらいのことなのに、すごく懐かしく感じます。このころはまだ日本は大丈夫と考えている人も多かったような気がします。株式市場はそこそこ荒れていましたが。。。
まあ、一つ言うとするならばWHOが中国に忖度して緊急事態宣言を遅らせたことは悪手だったなと思います。
【1月~3月】各月ごとの振り返り
以降は月別に新型コロナウイルスと株式市場を振り返りたいと思います。赤字は大きなイベントとなっています。
2019年12月以前
- 11月17日 – 湖北省出身の55歳の男が新型コロナウイルスの最初の症例であった可能性があるが、中国当局はデータを公開しなかったとサウスチャイナ・モーニング・ポストが報道。
- 12月8日 – 武漢市で原因不明の肺炎患者が最初に報告。
- 12月31日 – 午後、武漢市衛生健康委員会は合計27件の症例があり、そのうち7人が重症で、2人がまもなく退院すると報告。
11月17日が最初の症例の可能性があることに関しては知らなかったですね。3月の記事だそうですね。
このころはまだ特に株式市場は大きな反応はしていなかったかなと思っています。
私も11月、12月は特に普段と変わりなく取引していたと思います。
2020年1月
- 1月1日 – 華南海鮮卸売市場を閉鎖。
- 1月7日 – 原因が新種のコロナウイルスであることを確認。
- 1月9日 – 最初の死者が出た
- 1月16日 – 日本での感染者を確認。
- 1月19日 – 韓国での感染者を確認。
- 1月20日 – 広東省でのヒト – ヒト感染が確認されたことが発表。
- 1月20日 – 新型コロナウイルス関連銘柄の高騰。
- 1月21日 – 中華民国の旗台湾、アメリカ合衆国の旗アメリカ合衆国での感染者を確認。
- 1月23日 – 武漢市で都市封鎖を宣言。
- 1月25日 – 日本で武漢市在住の30代女性旅行者の感染を確認。マレーシア、フランス、ーストラリアでの感染者を確認。
- 1月27日 -カンボジア、スリランカ、ドイツ、カナダでの感染者を確認。
- 1月30日 – フィリピン、インド、イタリアでの感染者を確認。
- 1月31日 -ロシア、スウェーデン、イギリス、スペインでの感染者を確認。WHOが国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態を宣言。
1月30日時点での各国の感染者状況
- 日本、感染者9名、死亡者0名。
- 中国:感染者7,711名、死亡者170名。
- タイ:感染者14名、死亡者0名。
- 韓国:感染者4名、死亡者0名。
- 台湾:感染者8名、死亡者0名。
- 米国:感染者5名、死亡者0名。
- ベトナム:感染者2名、死亡者0名。
- シンガポール:感染者10名、死亡者0名。
- フランス:感染者5名、死亡者0名。
- オーストラリア:感染者7名、死亡者0名。
- マレーシア:感染者7名、死亡者0名。
- ネパール:感染者1名、死亡者0名。
- カナダ:感染者3名、死亡者0名。
- カンボジア:感染者1名、死亡者0名。
- スリランカ:感染者1名、死亡者0名。
- ドイツ:感染者4名、死亡者0名。
- アラブ首長国連邦:感染者4名、死亡者0名。
- フィンランド:感染者1名、死亡者0名。
1月初旬はまだそこまでやばくないと個人的には思っていましたし、自分の周りや世間も同じくらいだったと思います。
16日に日本で感染者が確認されたあたりから自分を含め自分の周りではかなり話題に上がっていました。
マスクの転売による価格高騰が始まり、また、マスコミによるインフォデミックが始まりました。
このころ、研究が忙しく、ブログにも慣れていないため週2くらいの更新頻度だったのであまり記録は残っていません。このころ毎日更新していればもう少しリアルな記録が残ってたのになと今でも少し思っています。
翌週の1月20日~24日の週はマスク関連銘柄が暴騰していましたね。ここら辺から株式市場にも大きな影響が出始めたのではないかなと思っています。
当ブログでもここら辺は扱っているので参考にどうぞ。
2020年1月の注目記事
記憶に大きく残っているのは中京医薬品<4558>、川本産業<3604>、昭和化学工業<4990>、大木ヘルスケア<3417>、マナック<4364>なんかですかね。
上記のコロナウイルス関連銘柄一覧の記事でまとめてある銘柄の多くはかなり上昇していましたね。
また、2020年1月26日に中国保健当局が抗HIV薬である「アルビア」の使用を試験的に行ったことを公表しています。この発表をもとに当ブログでもHIV関連をまとめましたね。今見返すとそこそこ上がっている銘柄が入っていますね。
このころパラジウムの価格も高騰していましたね。金価格に関しても上昇傾向にありましたが新型コロナウイルスの騒動でさらに加速しましたね。
2020年2月
- 2月1日 – クルーズ客船の「ダイヤモンド・プリンセス号」から香港で1月25日に下船した香港人男性の感染を確認。
- 2月5日 – 雷神山医院が完成。日本では集団感染を起こしたクルーズ客船「ダイヤモンド・プリンセス号」が、日本政府の指示により大黒埠頭沖で14日間の隔離措置を開始した。
- 2月11日 – WHOが新型コロナウイルスの感染による疾患を「COVID-19」と命名、ICTVがこのウイルスを「SARS-CoV-2」と分類、命名した。湖北省が、肺炎を引き起こす新型コロナウイルスによる死者が103人、感染者が2,097人増えたと発表。同日時点で中国本土の死者は計1,011人となり、感染者は4万2千人を超えた。
- 2月21日 – 日本での感染者が100人を超えた。
- 2月29日 – イタリアでの感染者が1000人を超えた。
2月下旬ごろから世界各国で新型コロナウイルスの感染者が確認され始めました。多すぎて書けないので割愛します。
2020年2月注目記事
2月中旬ごろからテレワークやリモートワークが始まってましたね。2月末にはアイスタディ(現クシム)<2345>、Vキューブ<3681>、fonfon<2323>などが大きく上昇していましたね。
上記の「コロナウイルスニュースと感染者マップまとめ」の記事ではいまだに使っている感染者マップをまとめてあります。
当時は一番まとまっているのがジョンズホプキンス大のものでしたが今現在は日経新聞のマップを使用しています。必要なデータが分かりやすくきれいなレイアウトで確認できるので気に入っています。
2月初旬の株式市場では1月に大きく上昇した新型コロナウイルス関連銘柄が大きくさげストップ安を連発していました。
日経平均に関しても2万4000円付近を推移しており、警戒してはいるもののまだ何とかなると思っていましたね。
2月下旬にはネット上で拡散されたデマでティッシュペーパーやトイレットペーパーが売り切れることがありましたね。デマが真実のようになるのは怖いですね。こういった事態では自分の想像できないことが起こるのだと痛感しました。
28日には日経平均の下落幅が1000円を超えていましたね。ここら辺からコロナショックという名称が使用され始めていた気がします。
振り返ってみると「いいぞ!自分。その考えは正解!」って思うこともあれば、「それはやばいぞ。やめとけ」ってなるものと交錯していて勉強になりますね。
あと記事を読んでいて思ったのですが、かなり誤字脱字がありますね。。。セルフチェックはしているものの疲れているときに書いた記事は多いですね。。。基本的に思ったままのことを書いているので。。。たまには読み返してみるのも面白いですね。
2020年3月
- 3月6日 – 世界全体の感染者数が10万人を超えた。
- 3月11日 – 世界各地での流行についてWHOがパンデミック相当との見解を示した。
- 3月12日 – アメリカがイギリス以外のヨーロッパからの入国を30日間停止すると発表。
- 3月24日 – 国際オリンピック委員会(IOC)と東京2020組織委員会は、東京2020大会の延期を発表。
- 3月26日 – アメリカの感染者数が中国、イタリアを上回り、世界最多になった。
- 3月27日 – 国内感染者が1日当たりで100人を突破
- 3月29日 – 芸人の志村けんさんが亡くなった。
3月からは当ブログは土曜日以外毎日更新しています。ここに書くと多くなってしまうので3月のアーカイブと主な記事だけ載せていきます。
3月は集団感染(クラスター)が多く報告されましたね。このあたりからアウトブレイクやロックダウンみたいなカタカナ語がよく使われるようになりましたね。
中国以外での感染、特に欧州全域での感染速度が加速したのも3月初旬くらいでしたね。ドイツでのパンデミック宣言、イタリアの休校発表などが注目されました。
個人的に見てほしいのが3月9日~3月13日の1週間ですね。この週に関しては株価がジェットコースターで逆に元気になっていますね。投稿文字数もおおい(笑)。
9日には原油暴落と円高で日系平均2万円割れ。13日には日経平均の年初来下落率が29%で3年4か月ぶりの安値更新。
VIX短期先<1552>などのVIX連動型ETFなんかが大きく上がっていたので買っていましたね。日経VI<2035>とかもよかったですね。引けで入って寄りで売ると値幅取れるのでおいしかったのは覚えています。
日銀の株価操作が発表されたのも13日でしたね。
2020年3月注目記事 ~怒涛の一週間~
この週が一番荒れていた気がします。
しかし、コロナショックで一番の安値を付けた日が翌週の3月19日。
この日の日経平均は一時1万6358円となり13日につけた安値を更新しています。
後から振り返るとここで入るのが正解だったことが分かりますね。当時はここで入る勇気はなかったですね。
振り返るとこのころは記事に日経平均書いてなかったなとか、タイトルに副題を付け始めたのはこのころだなとかいろんなことがよみがえってきますね。
このころコロナ関連も落ち着いて?きたのでまとめた記事が以下のリンクになります。網羅的に新型コロナウイルスの関連銘柄をまとめたものですが、昔のものより大きく修正しました。補足としてまとめたドラッグストア関連も今となるとかなり上昇した銘柄がありますね。
3月23日以降は日経が大きく上昇しました。このタイミングで中期で乗れればかなりとれたな~と後悔しています。デイではそこそこ取れましたがなかなかホールドするには怖い状況でしたね。
さいごに
たった3か月の間でしたが自分にとってはかなり濃密な3か月間だったように感じました。この3か月間で経験した事象はおそらく今後の人生においても経験できないことだと思っています。
こんなジェットコースターみたいな相場を20代の内に経験できたのはかなり貴重だと思っています。
特に3月のサーキットブレーカーや上昇率、下落率過去最大!みたいなものが乱発する相場は金銭的にも精神的にも成長できたのかなと思っています。
今日の15時くらいから書き始めて現在23時くらいなのですが書き終わらないので4月~6月編は次回にまた書こうと思います。
それでは明日からも頑張っていきましょう!では!
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