テクニカル指標ってなに? トレンド系とオシレーター系の違いと取引手法

解説

株価チャートには移動平均線、一目均衡表やMACDなど様々なものが存在しています。すべてを把握するには数が多すぎて覚えられないですが、その中でもチャート分析によく使われている、よく耳にする指標をピックアップしました。これらのテクニカル指標をうまく使っていくことで利益を増やしていきましょう!それでは・・・

テクニカル指標の種類

テクニカル指標は大きく分けると以下の2つに分類できます。 

①トレンド系 
主な例:ローソク足、移動平均線、ポリンジャーバンド、一目均衡表など株価の動向の分析し、方向性を予測する。

②オシレーター系 
主な例:MACD、RSI、RCI、ストキャスティクスなど
株が買われすぎか、売られすぎかを判断する。

これらは指標の分類ですがもう一つ覚えておいてほしいのが取引手法の分類です。一般に、株式を取引する際には以下の2パターンが存在します。

取引手法の種類

① 順張り・・・株価が上がると予想
「株価はだんだん高くなってきてるしこれからも高くなる。だから買っておこう!」これが順張りです。

② 逆張り・・・株価が反転すると予想
「株価が下がってきてるけどそろそろ上がるんじゃない?だから買っておこう!」これが逆張りです。

一般にトレンド系の指標は「順張り」にオシレーター系の指標は「逆張り」に用いられることが多いです、もちろん両方の指標を用いることもあります。

なんとなくイメージできたでしょうか?言葉だけだとわかりにくいので実際のチャートで見てみましょう。

実際の株価チャートで見てみる

下のチャート1は2019年9月から2019年12月にかけてのビックカメラ<3048>のものです。

チャート1 ビックカメラ2019年9-12月

9月から12月にかけてだんだんと株価は上がってきています。この後12月中盤に向かってどうなると思いますか?この株を買いますか?それとも買いませんか?

答えはこの後「上昇する」すると考え順張りするが正解です。なぜ上昇したか正確にはわかりませんがある程度予想することは可能です。下のチャート2を見てください。

チャート2. ビックカメラ12019年2月以降

このチャートでは株価が緩やかな上昇トレンドであること、短期の移動平均が長期の移動平均をしたから上に抜いていること。出来高が増えていることなどからこの後は「上昇する」と推測できます。それぞれの指標の使い方は各説明記事を参照してください。

移動平均と出来高を見てトレンドを把握することで、ほかの指標を使わなくてもある程度は予想が立てられます。ここに他の指標を組み合わせることでさらにその正確性を上げることができます。

上昇の後、12月後半にかけてやや下落しますが再び上昇しています。上昇トレンドのいいところは明らかな反転サインがない限り、いったん下落しても持ち直してくれる可能性が高いため安心感はあるのではじめは上昇トレンドで順張りしていくのがおすすめです!

まとめ

これらは自身の取引スタイルに合ったものをうまく選択する必要があります。また、間違ったテクニカル指標の選択や、誤った使い方は損失の原因となるので注意しましょう。私自身も1年目くらいの頃は間違って使っている指標も多々ありましたが、失敗を繰り返すうちに嫌でも覚えていきます(笑)

そんな失敗を少なくするためにも自信の取引スタイルの確立を早めに行いましょう!

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ニュース情報参考 株探(かぶたん):https://kabutan.jp/

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