市況概観
名前 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 | 前週末比(%) | 売買高 |
---|---|---|---|---|---|---|
日経平均 | 31864.12 | 32708.53 | 31420.45 | 32265.17 | 740.95(2.35%) | 762991 |
TOPIX | 2210.15 | 2250.2 | 2179.81 | 2224.32 | 41.62(1.91%) | 762991 |
マザーズ | 766.81 | 795.39 | 763.18 | 772.79 | 14.94(1.97%) | 529938500 |
日経VI | 21.29 | 23.45 | 20.91 | 21.59 | 1.53(7.63%) | – |
NYダウ | 33771.13 | 33975.32 | 33399.69 | 33876.78 | 114.02(0.34%) | 1554291802 |
NASDAQ | 13238.48 | 13385.95 | 13089.48 | 13259.14 | 18.37(0.14%) | 4749959436 |
S&P500 | 4282.99 | 4322.62 | 4261.07 | 4298.86 | 16.49(0.39%) | – |
香港ハンセン | 19014.96 | 19463.61 | 18896.13 | 19389.95 | 440.01(2.32%) | – |
上海総合 | 3231.811 | 3247.349 | 3180.54 | 3231.406 | 1.34(0.04%) | – |
国債先物 | 11936.06 | 11936.06 | 11936.06 | 11936.06 | -5.61(-0.05%) | – |
今週の日経平均は前週末比+740.95円の32265.17円で取引を終えています。
5日の東京株式相場は3営業日続伸。日経平均株価は1990年7月20日以来およそ33年ぶりに3万2000円台を回復し、終値は693円21銭(2.2%)高の3万2217円43銭となった。東証株価指数(TOPIX)も90年8月以来の2200台乗せとなり、終値は37.09ポイント(1.7%)高の2219.79となった。
株高の背景には、2日発表の米雇用統計が非農業部門雇用者数が予想を上回る堅調な内容だったことや、米債務上限問題が解決したことがある。これらは米景気の再加速や追加利上げの可能性を示唆し、ドル高・円安や金利上昇につながった。輸出関連や海外景気敏感銘柄に買いが集まった。
一方、債券相場は下落した。米雇用統計で金利上昇・ドル高が進んだ流れが継続し、売りが先行した。株高や為替相場の円安も相場を下押した。10年債利回りは前営業日比2.5ベーシスポイント(bp)上昇して0.435%となった。
為替相場ではドル・円が1ドル=140円台前半に上昇した。金利上昇・ドル高が進んだ先週末の流れが継続し、株高を背景にリスク選好の円売りも優勢となった。ドル・円は午後3時14分現在、前週末比0.2%高の140円23銭だった。
6日から9日までの東証では、TOPIX Mid400構成銘柄について、TOPIX100構成銘柄に適用されている呼値の単位を適用することとなった。これは流動性向上や投資家保護を目的とした措置である。
9日は株式相場先物オプションのメジャー特別清算値(SQ)算出日だった。SQ算出に伴うヘッジ取引などで株価指数に変動が見られた。日経平均株価は一時3万3000円台を超える場面もあったが、終値は前日比0.1%安の3万2169円86銭となった。TOPIXは前日比0.1%高の2221.67となった。
分析的な視点から見ると、この期間の東証市場は主に米国市場の動向に影響されていることがわかる。米国では雇用統計や債務上限問題の解決などで景気の回復期待が高まり、金利やドルが上昇した。これは日本の輸出企業にとって有利な環境であり、株価に反映された。また、米国の金利上昇は日本の金利にも波及し、債券相場にはマイナスの影響を与えた。
しかし、この期間の東証市場には国内要因も無視できない。6日から呼値の単位が変更されたことで、中流動性銘柄(TOPIX Mid400)の取引が活発化した可能性がある。これは投資家の選択肢を広げるとともに、市場全体の流動性を高める効果がある。また、9日のSQ算出日には、先物オプション市場と現物市場との調整取引が行われたことで、株価指数に一時的な変動が生じた。これは市場参加者のポジション調整やヘッジニーズに関係するものである。
総じて、この期間の東証市場は米国市場の動向に左右される傾向が強かったが、国内要因も無視できないことがわかった。今後は米国の金融政策や景気動向に注目するとともに、国内のコロナ禍や政治情勢なども見逃さないようにしたい。
今週の上昇率ランキング
順位 | 銘柄名<コード> | 現在値(円) | 前週末比(%) | 前週末比(円) | 出来高(株) |
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1 | フィーチャ<4052> | 1,200 | +91.69% | +574 | 4,450,700株 |
2 | アクリート<4395> | 2,270 | +74.21% | +967 | 16,237,700株 |
3 | ティムス<4891> | 318 | +55.12% | +113 | 66,703,400株 |
4 | GMB<7214> | 3,165 | +53.72% | +1,106 | 34,492,400株 |
5 | フューチャーリンクネットワーク<9241> | 1,530 | +43.66% | +465 | 1,178,400株 |
6 | Recovery International<9214> | 2,825 | +42.46% | +842 | 985,500株 |
7 | ヘッドウォータース<4011> | 27,310 | +40.56% | +7,880 | 2,840,400株 |
8 | TDSE<7046> | 3,115 | +36.98% | +841 | 1,502,700株 |
9 | JNSホールディングス<3627> | 530 | +36.60% | +142 | 10,341,200株 |
10 | グローバルセキュリティエキスパート<4417> | 6,590 | +36.58% | +1,765 | 2,556,700株 |
今週のまとめ
フィーチャ<4052>
市場・商品区分 | グロース(内国株式) | ||
---|---|---|---|
33業種区分 | 情報・通信業 | 17業種区分 | 情報通信・サービスその他 |
始値 | 726円 | 終値 | 1200円 |
高値 | 1648円 | 安値 | 726円 |
前週末比 | +574円(+91.69%) | 売買高 | 4450700株 |
先進運転支援システムなど画像認識ソフトの開発。中国に開発拠点。
配当 | 0円 | PER | 0 |
---|---|---|---|
配当利回り | 0% | PBR | 12 |
配当性向 | 0 | EPS | 0 |
時価総額 | 6667百万円 | 貸借倍率 | 0 |
イムラ<3955>
市場・商品区分 | スタンダード(内国株式) | ||
---|---|---|---|
33業種区分 | パルプ・紙 | 17業種区分 | 素材・化学 |
始値 | 1080円 | 終値 | 1218円 |
高値 | 1233円 | 安値 | 1064円 |
前週末比 | +131円(+12.05%) | 売買高 | 218400株 |
封筒最大手で国内シェア2割強。窓封筒・請求書封筒。メーリング事業も。
配当 | 35円 | PER | 8.41 |
---|---|---|---|
配当利回り | 2.87% | PBR | 0.79 |
配当性向 | 24.17 | EPS | 144.83 |
時価総額 | 13068百万円 | 貸借倍率 | 2.59 |
テイツー<7610>
市場・商品区分 | スタンダード(内国株式) | ||
---|---|---|---|
33業種区分 | 小売業 | 17業種区分 | 小売 |
始値 | 172円 | 終値 | 223円 |
高値 | 234円 | 安値 | 172円 |
前週末比 | +52円(+30.41%) | 売買高 | 67117800株 |
西日本の古本チェーン。「古本市場」。ゲーム販売。「山徳」買収。
配当 | 3円 | PER | 13.11 |
---|---|---|---|
配当利回り | 1.35% | PBR | 2.57 |
配当性向 | 17.64 | EPS | 17.01 |
時価総額 | 15312百万円 | 貸借倍率 | 0.07 |
アクリート<4395>
市場・商品区分 | グロース(内国株式) | ||
---|---|---|---|
33業種区分 | 情報・通信業 | 17業種区分 | 情報通信・サービスその他 |
始値 | 1448円 | 終値 | 2270円 |
高値 | 2270円 | 安値 | 1431円 |
前週末比 | +967円(+74.21%) | 売買高 | 16237700株 |
企業から個人向けのSMS(ショートメッセージ)の配信代行サービス。
配当 | 10円 | PER | 19.56 |
---|---|---|---|
配当利回り | 0.44% | PBR | 7.77 |
配当性向 | 8.62 | EPS | 116.05 |
時価総額 | 13555百万円 | 貸借倍率 | 0 |
明日の監視銘柄
- インタートレード<3747>
- 日本駐車場開発<2353>
- マースグループホールディングス<6419>
- HEROZ<4382>
- イトクロ<6049>
- フリービット<3843>
盛り上がっているテーマを中心に。。。
最後に
投資主体別売買動向を見ていると、6月1週も買い越しているんですね。
なんとなくですが6月2週は売り越ししていそうなイメ^時ですがどうなんですかね。
1週で個人投資家が信用で買い越しているので海外に売られているんだろうなと。
個人と海外はほぼほぼ逆転して売買しているので今回も貧乏くじを引かされることになるんですかね。
それで来週も頑張っていきましょう!では!
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