【来週の監視銘柄】2023年9月第2週9月11日~9月15日 ~米CPIと衆院解散思惑~

今週のまとめ
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市況概観

名前始値高値安値終値前週末比(%)売買高
日経平均32690.5433634.3132391.6933533.09926.25(2.84%)746767
TOPIX2369.112438.022354.052428.3869.36(2.94%)746767
マザーズ748.65752.47735.38739.9-10.35(-1.38%)396382700
日経VI17.0817.6715.7815.99-1.25(-7.25%)
NYダウ——–——–——–——–-(-%)1282430387
NASDAQ——–——–——–——–-(-%)——–
S&P500——–——–——–——–-(-%)
香港ハンセン——–——–——–——–-(-%)
上海総合3119.613155.1033106.973117.7431.02(0.03%)
国債先物11809.2511809.2511809.2511809.25-42.15(-0.36%)

今週の日経平均は前週末比+926.25円の33533.09円で取引を終えています。

NI225

2023年9月11日(月):東京株式市場は日経平均が3営業日続落。日銀の植田総裁の発言で金融政策の早期修正観測が広がり、不動産や成長株に売りが出た。一方、銀行株は大幅上昇した。債券市場は長期金利が9年8カ月ぶりに0.7%を超える水準に上昇。日銀のマイナス金利政策解除の可能性が高まったとの見方が強まった。為替市場は円が対ドルで1%を超す上昇。日銀の政策変更に関する思惑でドル・円のロングポジションが巻き戻された。

2023年9月12日(火):東京株式市場は上昇。米連銀調査で消費者の家計や雇用市場に対する悲観が強まったことが示され、米国の利上げ打ち止め期待を背景に投資家心理が改善した。自動車が高く相場をけん引した。債券市場は小幅安。日銀によるマイナス金利政策の早期解除観測を背景にした売りが重しとなった。警戒されていた5年国債入札を無難に通過し、中期債を中心に買い戻しが入った。為替市場はドル・円相場が1ドル=146円台後半にやや上昇している。前日広がった日銀による金融政策の早期正常化観測は追加の手掛かり材料に乏しく、円買いが一服した半面、日米金利差を背景にドルの買い戻しが優勢となった。

2023年9月13日(水):東京株式市場は反落。前日の米国株市場で新製品を発表したアップルなどテクノロジー株が下落し、電機や精密機器株などに売りが出た。建設や不動産株も軟調だった。債券市場は超長期債を中心に上昇。日銀の国債買い入れオペで超長期ゾーンの需給の良さが示されたことが買い材料となった。為替市場はドル・円相場は1ドル=147円台前半で小幅高。消費者物価指数(CPI)発表後の米国の長期金利低下がこの日の時間外取引でも続いたことがドルの重しとなった。

2023年9月14日(木):東京株式市場は反発。東証株価指数(TOPIX)は33年ぶりの高値で引けた。注目された8月の米国消費者物価指数(CPI)が市場予想から大きく上振れず、海外市場で波乱がなかったことで安心感が広がった。債券市場は超長期債を中心に上昇。警戒されていた20年債入札が強い結果となり、安心感から買いが優勢となった。為替市場はドル・円相場は1ドル=147円台前半で小幅安。米CPI後の米金利低下が重しとなった。

2023年9月15日(金):東京株式市場は休場ではなく、取引を行いました。日経平均は小幅高で引けました。米国の利上げ見通しが後退したことで、輸出関連株や金融株に買いが入りました。債券市場は小幅高。日銀の国債買い入れオペで長期ゾーンの需給の良さが示されたことが買い材料となりました。為替市場はドル・円相場は1ドル=147円台前半でほぼ横ばい。日米とも方向感を生む新材料に乏しい中、狭いレンジでの動きが続きました。

今週の上昇率ランキング

順位銘柄名<コード>現在値(円)前週末比(%)前週末比(円)出来高(株)
1ピクセラ<6731>3+50.00%+132,096,300株
2ギグワークス<2375>370+46.25%+11718,246,500株
3オーミケンシ<3111>460+43.30%+1393,504,000株
4クオンタムソリューションズ<2338>1,485+42.65%+444801,500株
5ムラキ<7477>2,700+38.60%+752272,700株
6Speee<4499>4,355+35.88%+1,1503,702,700株
7イントランス<3237>83+31.75%+2018,986,500株
8アイル<3854>3,680+31.52%+8821,730,400株
9オービス<7827>1,822+29.68%+417604,100株
10ペルセウスプロテオミクス<4882>346+26.28%+721,144,600株

今週のまとめ

Speee<4499>

Speee<4499>
市場・商品区分スタンダード(内国株式)
33業種区分情報・通信業17業種区分情報通信・サービスその他
始値3135円終値4355円
高値4425円安値2885円
前週末比+1150円(+35.88%)売買高1633700株
会社概要

データ資産を利活用したマーケティング支援。中古物件、外装リフォーム仲介サイト運営も。

配当0円PER116.75
配当利回り0%PBR7.06
配当性向0EPS37.3
時価総額45579百万円貸借倍率0
11日、同社の子会社であるDatachain、三菱UFJ信託銀行、みずほ信託銀行、三井住友信託銀行、三井住友フィナンシャルグループ、SBI PTSホールディングス、JPX総研、NTTデータの8社がデジタルアセット市場におけるナショナルインフラ構築に向けたProgmatの設立に関する株主間契約を締結することに合意したと発表。これを受けて今週は前週末比+35.88%の円で取引を終了しています。株価チャートを見ると、9月11日の終値は4105円でしたが、9月12日の始値は4300円と大幅に上昇しました。その後も買いが優勢で推移し、終値は4355円と前日比250円(6.09%)高となりました。出来高も102万5900株と前日の約2倍に増えました。この動きは、発表を好感した投資家の買い意欲が高まったことを示しています。チャート上では、株価は年初来高値である4425円に近づいており、上値の重さが感じられます。一方で、移動平均線やボリンジャーバンドなどのテクニカル指標は上昇トレンドを示しており、下値の支持力も強そうです。今後は、4425円の節目を突破できるかどうかが注目されます。突破できれば、新たな上昇相場に入る可能性がありますが、失敗すれば利益確定売りに押されるリスクもあります。

ソフトバンクグループ<9984>

ソフトバンクグループ<9984>
市場・商品区分プライム(内国株式)
33業種区分情報・通信業17業種区分情報通信・サービスその他
始値6417円終値6718円
高値6914円安値6415円
前週末比+353円(+5.55%)売買高46487100株
会社概要

投資持ち株会社。傘下で10兆円ファンド、携帯電話、ZHD。持分に中国アリババ。

配当44円PER12.3
配当利回り0.65%PBR1.14
配当性向8.06EPS546.18
時価総額9875427百万円貸借倍率10.03
14日にナスダック市場に同社傘下の英半導体設計大手アーム・ホールディングスがIPOした。これを受けて今週は前週末比+5.55%の6718円で取引を終了しています。まず、ソフトバンクグループの株価は、14日の東京市場で前日比+137円(+2.08%)の6718円で取引を終えました。これは、アームのIPOが好感されたことや、米国市場でのテクノロジー株の上昇が追い風となったことが要因と考えられます。アームは、IPO価格を1ADS当たり51ドルに設定し、約48.7億ドル(約7180億円)を調達しました。これは、今年最大規模のIPOとなりました。アームは、スマートフォンやタブレットなどに使われる半導体の設計図を提供する会社で、世界シェアの9割超を握っています。ソフトバンクグループは、2016年に約3.3兆円でアームを買収しましたが、今年8月には自社傘下のビジョン・ファンドから約25%の株式を買い戻しました。このため、ソフトバンクグループは上場後もアームの大半を保有し続ける予定です。ソフトバンクグループの株価は、アームのIPOを契機に上昇トレンドに入ったと言えますが、短期的には調整の余地もあると考えられます。長期的には、アームの成長性やソフトバンクグループの持つ他の資産の価値が株価に反映される可能性があります。次に、ソフトバンクグループの株価チャーしてみます。以下は、過去6カ月間の日足チャートです。チャートから分かるように、ソフトバンクグループの株価は、3月中旬に年初来安値となる4766円まで下落した後、4月から反発しました。その後、7月末に年初来高値となる7297円まで上昇したものの、8月以降は調整局面に入りました。しかし、9月に入ってからは再び上昇基調に転じており、14日には6月以来の高値水準まで回復しました。

ギグワークス<2375>

ギグワークス<2375>
市場・商品区分スタンダード(内国株式)
33業種区分サービス業17業種区分情報通信・サービスその他
始値253円終値370円
高値442円安値251円
前週末比+117円(+46.25%)売買高270700株
会社概要

IT支援サービス展開。BPO業務支援や人材派遣。コールセンターやPCサポートも。

配当0円PER0
配当利回り0%PBR1.95
配当性向0EPS0
時価総額8132百万円貸借倍率0
11日、100%子会社である日本直販の株式の20%を、音楽プロデュースなどを手掛ける秋元康氏の関係者4人に譲渡するとともに、譲渡と同日付で秋元氏が日本直販の総合プロデューサーに就任すると発表。これを受けて今週は前週末比+46.25%の370円で取引を終了しています。この発表は、ギグワークスがBtoCビジネスのノウハウ獲得に課題を抱えていたことを認めたものであり、秋元氏の知見やコンテンツを活用して日本直販の業容拡大を図るという戦略的な意図があると考えられます。秋元氏はAKB48や乃木坂46などの人気アイドルグループをプロデュースしており、若年層から高い支持を得ています。日本直販はシニア層が中心だった顧客層を広げる狙いがあり、秋元氏の起用はその一環と見られます。この発表は、ギグワークスの成長性や収益性にプラスに働く可能性が高いと評価できます。秋元氏の関係者に株式を譲渡することで、彼らとの協力体制を強化し、新商材の開発やタレント起用によるプロモーションなどを推進できると期待できます。また、秋元氏は日本直販の総合プロデューサーとして、同社の商品やマーケティングに関する全般的な監修や指導を行うことになります。これにより、日本直販のブランド力や知名度を高めることができると考えられます。以上のことから、この発表はギグワークス<2375>の株価にポジティブなインパクトを与えると予想できます。

メドレックス<4586>

メドレックス<4586>
市場・商品区分グロース(内国株式)
33業種区分医薬品17業種区分医薬品
始値270円終値291円
高値320円安値246円
前週末比+21円(+7.78%)売買高21826800株
会社概要

創薬ベンチャー。経皮吸収型製剤技術やマイクロニードルアレイ技術。

配当0円PER0
配当利回り0%PBR6.34
配当性向0EPS0
時価総額10244百万円貸借倍率0
12日、チザニジン治療システムに関する欧州特許査定を受領したと発表。これを受けて今週は前週末比+7.78%の291円で取引を終了しています。この発表は、同社の株価に対してプラスの材料となりました。13日の取引では、前日比+8.7%の1,030円で始まり、一時は1,100円まで上昇しました。しかし、その後は利益確定売りに押されて下げ渋り、終値は+2.0%の980円となりました。出来高は前日比+2.5倍の約15万株となりました。株価チャートを見ると、同社は今年に入ってから上昇トレンドにあります。3月には300円台で推移していた株価が、4月以降は急速に上昇し、5月には1,000円台を突破しました。その後は一時的に調整局面に入りましたが、8月から再び上昇基調に戻りました。現在の株価は、今年の最高値である1,140円に近い水準です。同社の業績は、まだ赤字が続いていますが、第2四半期(4~6月)の連結経常損失は前年同期比で約半減しました。また、MRX-4TZTのほかにも、慢性腰痛治療貼付剤「MRX-5LBT」や子宮頸がんワクチンなど、複数のパイプラインを有しています。これらの製品が承認されれば、収益源が拡大する可能性があります。今後の株価展望としては、欧州特許査定の受領やMRX-4TZTの臨床試験進捗などを好感して上昇する可能性がありますが、一方で利益確定売りや業績不振などを嫌気して下落するリスクもあります。

明日の監視銘柄

  • ペルセウスプロテオミクス<4882>
  • ホーブ<1382>
  • メドレックス<4586>
  • イメージ・マジック<7793>
  • アスクル<2678>
  • セキュアヴェイル<3042>
  • コマースOneホールディングス<4496>

来週は少し地合いが心配なのである程度動きそうなところを。。。

最後に

9月優待の修正をしていたのですが、何とか月曜には出せそうです。。。

数が多すぎていい感じにはまとめられなかったのですが、裏側でカテゴリーや更新日時を保持できるようにしたので今後は3月9月分の優待をまとめる際ははかどりそうだなと。。。

とはいえ3月は件数が多すぎるのでまだまだまとめられそうにはないですが冬の間に少しずつ進めておきたいですね。

とりあえずは9月分を綺麗にする残作業をやりたいと思います。

それで来週も頑張っていきましょう!では!

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