【来週の監視銘柄】2023年8月第3週8月21日~8月25日 ~トリチウムとジャクソンホール会議~

今週のまとめ

市況概観

名前 始値 高値 安値 終値 前週末比(%) 売買高
日経平均 31552.85 32297.91 31409.86 31624.28 173.52(0.55%) 706530
TOPIX 2241.44 2289.58 2234.38 2266.4 29.11(1.3%) 706530
マザーズ 715.76 751.88 715.61 745.04 30.65(4.29%) 598735700
日経VI 19.71 20.06 17.7 18.88 -0.64(-3.28%)
NYダウ 34531.28 34694.68 34029.22 34346.9 -153.76(-0.45%) 1692532618
NASDAQ 13347.26 13834.69 13325.59 13590.65 299.87(2.26%) 4096174048
S&P500 4380.28 4458.3 4356.29 4405.71 36(0.82%)
香港ハンセン 17798.47 18272.95 17573.7 17956.38 5.53(0.03%)
上海総合 3125.99 3134.957 3053.04 3064.075 -67.88(-2.17%)
国債先物 11829.63 11829.63 11829.63 11829.63 2.42(0.02%)

今週の日経平均は前週末比+173.52円の31624.28円で取引を終えています。

NI225

2023年8月21日(月):東京株式市場は反発し、TOPIXと日経平均株価が4営業日ぶりに上昇した。中国がローンプライムレート(LPR)を引き下げたことや、海外の金利上昇が一服したことで投資家心理が改善した。電力・ガスや医薬品などディフェンシブ銘柄に買いが入った。債券市場は下落し、長期金利は9年半ぶりの高水準に上昇した。ドル・円相場は1ドル=145円台前半を中心に推移した。

2023年8月22日(火):東京株式市場は続伸し、TOPIXと日経平均株価が5営業日ぶりに上昇した。米国市場で半導体大手のエヌビディアの業績期待が高まる中でテクノロジー株が上昇し、投資家心理が改善した。国内外の金利が上昇し、金融株の上げが目立った。債券市場は下落し、長期金利は9年半超ぶりの高水準を連日更新した。ドル・円相場は1ドル=146円台前半に小幅下落した。

2023年8月23日(水):東京株式市場は3日続伸し、TOPIXと日経平均株価が6営業日ぶりに上昇した。米長期金利が時間外取引で低下し、投資家心理が改善した。ただジャクソンホール会合を前に、積極的な売買を手控えるムードが広がった。債券市場は上昇し、長期金利は9年7カ月ぶりの高水準から下落した。ドル・円相場は1ドル=145円台後半で推移した。

2023年8月24日(木):東京株式市場は続伸し、TOPIXと日経平均株価が4営業日連続で上昇した。米国で好決算の発表をきっかけに急伸して始まったエヌビディアの株価は横ばい圏まで伸び悩んだものの、電機などの関連銘柄に好感した買いが入った。海外の経済指標を受けた金利低下も買い安心感を強めた。債券市場は下落し、長期金利は9年半超ぶり水準を連日更新した。ドル・円相場は1ドル=146円台前半で小じっかりした。

2023年8月25日(金):東京株式市場は大幅安になり、5営業日ぶりに反落した。米国で金利が上昇する中で大型ハイテク株が下落し、国内でも半導体関連を中心に売りが広がった。エヌビディア決算が好材料の出尽くしになったとの見方もあった。債券市場は下落し、長期金利は9年半超ぶり水準を連日更新した。ドル・円相場は1ドル=145円台前半に反落した。

今週の上昇率ランキング

順位 銘柄名<コード> 現在値(円) 前週末比(%) 前週末比(円) 出来高(株)
1 アマナ<2402> 553 +52.76% +191 2,804,500株
2 メドレックス<4586> 264 +43.48% +80 28,472,600株
3 アクアライン<6173> 635 +41.74% +187 142,400株
4 ポエック 新株予約権<92649> 305 +34.96% +79 347,000株
5 ニチリョク<7578> 570 +34.12% +145 9,829,900株
6 大和重工<5610> 1,099 +32.41% +269 94,300株
7 アジャイルメディア・ネットワーク<6573> 1,437 +28.30% +317 2,497,700株
8 メイホーホールディングス<7369> 2,931 +27.71% +636 1,137,100株
9 和心<9271> 496 +26.85% +105 1,634,200株
10 シー・ヴイ・エス・ベイエリア<2687> 1,030 +26.85% +218 1,520,900株

今週のまとめ

アジャイルメディア・ネットワーク<6573>

アジャイルメディア・ネットワーク<6573>
市場・商品区分グロース(内国株式)
33業種区分サービス業17業種区分情報通信・サービスその他
始値1420円終値1437円
高値2100円安値1320円
前週末比+317円(+28.30%)売買高3390400株
会社概要

ソーシャルメディアの口コミを分析し、販促や商品開発を支援。AIカメラで店舗解析も。

配当0円PER0
配当利回り0%PBR0
配当性向0EPS0
時価総額7909百万円貸借倍率0
22日、午前10時にトリニティと販売代理店契約を締結したと発表。これを受けて今週は前週末比+28.30%の円で取引を終了しています。この発表は、同社の事業展開にとってプラスの材料となると考えられます。同社は、デジタルマーケティング分野で多様なサービスを提供しており、アドフラウド対策サービスの販売により、そのラインナップを強化することができます。また、トリニティは、国内外の大手広告主や広告代理店との取引実績が豊富であり2、そのネットワークを活用して同社のサービスを幅広く販売することが期待されます。株価チャートを見ると、同社の株価は22日に年初来高値を更新した後、23日に大きく下落しました。これは、22日に発表された2023年12月期第2四半期決算が市場予想を下回ったことや、上場維持基準への適合に関する不透明感があることなどが影響したと考えられます。しかし、24日以降は反発しており、25日には前日比6.4%高の1437円で引けています8。これは、販売代理店契約の発表や、親会社であるアジャイルメディア・ネットワーク・ホールディングス<6574>が第三者割当増資を実施して資金調達を行ったことなどが好感されたと考えられます。今後の株価動向については、販売代理店契約による収益貢献度や上場維持基準への適合状況などが注目されます。また、信用倍率が高いことや、年初来高値から大きく下落したことからも分かるように、同社の株価はボラティリティが高い傾向にあります。したがって、投資判断にあたっては、市場動向や業績動向などを十分に確認する必要があります。

物語コーポレーション<3097>

物語コーポレーション<3097>
市場・商品区分プライム(内国株式)
33業種区分小売業17業種区分小売
始値3940円終値4560円
高値4570円安値3920円
前週末比+660円(+16.92%)売買高2517100株
会社概要

中部地盤の外食。食べ放題「焼肉きんぐ」。ラーメンやお好み焼きも。

配当30円PER30.85
配当利回り0.66%PBR6.64
配当性向20.3EPS147.81
時価総額165777百万円貸借倍率0.16
25日午後2時に日本フードサービス協会が発表した7月の外食売上高(全店ベース)は前年同月比14.2%増と大幅な伸びを記録、20カ月連続で前年同月実績を上回ったと発表。これを受けて今週は前週末比+16.92%の4560円で取引を終了しています。株価チャートを見ると、同社の株価は今年1月に2,093円まで下落しましたが、その後は反発基調にあります。8月に入ってからは4,000円台を回復し、25日には年初来高値の4,570円を付けました。株価は25日移動平均線や75日移動平均線を上回っており、上昇トレンドが継続していることが分かります。一方で、MACDやRSIなどのテクニカル指標は過熱気味で、一服する可能性もあります。また、株価はPERやPBRなどの株価評価指標でも割高水準にあるため、業績の伸びに対する期待が高まりすぎていないか注意が必要です。以上のことから、物語コーポレーション<3097>の株価は、外食売上高の好調な伸びに支えられて上昇トレンドにありますが、一方で過熱感や割高感もあるため、利益確定売りなどの調整圧力にも注意しなければなりません。

ノーリツ鋼機<7744>

ノーリツ鋼機<7744>
市場・商品区分プライム(内国株式)
33業種区分精密機器17業種区分電機・精密
始値2675円終値2827円
高値3005円安値2635円
前週末比+152円(+5.68%)売買高2830900株
会社概要

多角展開からペン先等金属部材、音響関連機事業。射出成形。

配当49円PER15.05
配当利回り1.73%PBR0.48
配当性向26.09EPS187.84
時価総額102311百万円貸借倍率17.5
23日、野村証券では投資判断を「Buy」継続、目標株価を4190円から4850円に引き上げたと発表。これを受けて今週は前週末比+5.68%の2827円で取引を終了しています。野村証券は、ノーリツ鋼機の23年12月期の連結営業利益を従来予想の66億円から75億円に、EPSを従来予想の179.7円から187.8円に上方修正しています。次に、株価チャートを見てみましょう。Yahoo!ファイナンスによると、ノーリツ鋼機の株価は23日に3005円と、2018年10月以来およそ4年10カ月ぶり高値を付けました。しかし、その後は利益確定売りなどで下落し、24日には2822円まで下げました。現在の株価は移動平均線よりも高く、上昇トレンドにありますが、一目均衡表では雲の上限に接近しており、抵抗線となる可能性があります。また、RSIやMACDなどのテクニカル指標では、過熱感や売られ過ぎ感が見られます。したがって、短期的には調整局面に入る可能性が高いと考えられます。長期的には、野村証券の目標株価4850円やPER15.7倍などからも分かるように、ノーリツ鋼機は割安感があると言えます。また、DJ機器や半導体関連などの成長分野での強みや、株主優待や配当利回りなどの株主還元策も魅力的です。したがって、中長期的には株価上昇が期待できると考えられます。以上のように、野村証券の発表はノーリツ鋼機の業績や市場評価を高める要因となりますが、株価チャートからは短期的な調整局面に入る可能性が高いと見られます。一方で、長期的には割安感や成長性などから株価上昇が見込めると考えられます。

AIメカテック<6227>

AIメカテック<6227>
市場・商品区分スタンダード(内国株式)
33業種区分機械17業種区分機械
始値2453円終値2773円
高値3030円安値2446円
前週末比+470円(+20.41%)売買高768900株
会社概要

半導体パッケージやFPDの製造装置。インクジェット技術・開発。

配当45円PER17.74
配当利回り1.62%PBR1.68
配当性向28.79EPS156.31
時価総額15611百万円貸借倍率1.16
24年6月期は売上高が前期比30%増の200億3100万円と高水準の伸びを見込み、営業利益も同2.1倍の14億1500万円となる見通しを発表。これを受けて今週は前週末比+20.41%の2773円で取引を終了しています。株価チャートを見ると、AIメカテック<6227>は今年3月に年初来安値の1290円をつけた後、上昇トレンドに入りました。その後、8月には年初来高値の3030円まで上昇しましたが、その後は利益確定売りなどで調整局面に入りました。現在は、25日移動平均線や75日移動平均線をサポートラインとして推移しています。また、出来高も増加傾向にあります。これらのことから、株価は中長期的には上昇基調が継続していると判断できます。ただし、株価は短期的には過熱感や上値抵抗感が強くなっています。特に、3000円台に近づくと売り圧力が強まる可能性があります。また、株価収益率(PER)は約18倍と業界平均よりも高くなっています3。これらのことから、株価はしばらくは横ばいか下げ止まりの展開が続く可能性が高いと考えられます。したがって、AIメカテック<6227>の株式投資に関しては、中長期的には買い方針で臨むことが望ましいですが、短期的には慎重な姿勢で見極めることが必要です。また、3000円台や25日移動平均線をブレイクするかどうかに注目することが重要です。

明日の監視銘柄

  • 環境管理センター<4657>
  • YE DIGITAL<2354>
  • 日本スキー場開発<6040>
  • アクアライン<6173>
  • 大和重工<5610>

金曜日が結構下げたので少しは反発してくれることを願って。

最後に

ここ最近インフラファンドの利回りが高くなっていますね。

見ているだけだったのですが流石に安すぎになっていたので少し買ってみたのですがどうなんですかね。

大体6%台ですし割といいのではと思っています。

インフラファンドは上場するときだいたい初値割れしているイメージなのでうーんって感じですが、安いところで拾っておくのは悪くないなと。

とりあえず分散は大事なので色々なところに入れておいています。

それで来週も頑張っていきましょう!では!

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